お芝居を観てきました

日々のこと

お芝居

こんにちは、つばきです。暑い…なんてもんじゃないですね。昨日は本当に、危険を感じました。
この暑さでは、思考も停滞気味になるし、なんとなく連絡をとりあっても、返答がもったり?な感じになります^^;
私は、タイとかバリとか東南アジアが好きなのですが、好きな理由のひとつは蒸し暑いから。乾燥肌にあの湿度がうれしい~というのもあるけれど、あれだけ蒸し暑いと、なにがあっても「まあ、しょうがないか~」と思えるから^^; その「ゆるさ」が好きなんです。
あ、でも日本で同じことされたら、怒りますけどね(笑)。

 


 

昨日は、びっくりするような暑さの中、新潟の友人のお誘いで
~ユーガットメール#11「優等生からの手紙」~という音楽劇を観てきました。(観たのは東京)
誘われてピン!ときたものには、あまり内容も確認せずに「行く!」と言ってしまうのですが、良かった♪にせよ、残念だった^^;にせよ、そういう時は「行く理由がある」と思うので、即答するし、ちゃんと予定が空いていたり、スムーズに行けることになります。

昨日も、そんな感じで会場に伺ったのですが、幕が上がってお芝居が進むにつれ、ヤバイ…(T_T)感じが…。あとでパンフレットをよく見れば、11回目のユーガットメールは、「父と息子の未来」とちゃんと書いてありました。
舞台の上の子どもたちは、「どうして大人たちは、「なにになりたい?」って聞くんだろう?」「なりたいもんなんかわかんないよー」とおしゃべりをはじめます。
「パイロットになりたい」とか言うと「いい子ね」って褒められて、「わかんない」って言うと「ダメなやつだ」と怒られる。
…そうだったな~、聞かれるのイヤだったな~と、私もすっかりその会話に入り込んでいました。

 


 

そして、時空を超え、将来の自分に会いに来た少年。少年と将来の僕の不思議なやりとりは、これまた私もすっかり自分に置き換えて観ていました。
セリフのひとことひとことが、胸にささるささる^^; その中でも一番ささったのは、
「お父さんがあんなに怒ったのは、お母さんが死んじゃうのが怖かったからなんだ…」というセリフ。自分の恐怖を、怒りでしか表現できない父親。

著書「ゆるし」の中にも書きましたが、私も、父が激しく怒る理由が恐怖であるとわかったのは、本当に最近のことでした。理由がわかったところで、怒られることに変わりはないけれど、父の怒りを冷静に受け止めることができるようになったことは確かです。冷静に受け止められると、仕返しする気もなくなるので、こちらも無駄なエネルギーを使わなくてすむので余裕がでてきます。

「ゆるし」を書きあげた時に、これで父のことは忘れられる!と思っていましたが、忘れることはありませんね。でも、想い出し方が違うのかな…。きっと、こうやって想いだす機会は何度もあって、想いだすたびに癒され、軽くなっていくことをなんとなく感じる。そして、記憶ではなく、感情として忘れる…。そんなことの繰り返しなのかなと思いました。

 


 

ここのところ、家族に関して(特に親)の手放しの話を、いろんな人からたびたびリアルに聞いていたので、またまたこのタイミングでこのお芝居を観ることになって、本当にいま、家族との関係がテーマになっているのだなと感じます。
まあ、自分もそんな内容の本を出版させていただいたので、そこにアンテナが立っていることは間違いないのですが、それでも、この流れは個人的なものではなく、社会的な、宇宙的な意図であると感じます。

昨日は、一緒に行くことになった友人と、帰りに食事をしながらすいぶんとおしゃべりしてしまいました。もちろん、家族の話^^;
ずーっと話をしていて、電車に乗っても話は続きましたが、別れ際に話したことが、とっても大切で、私がこれから取り組もうとしているテーマであることがはっきりした気がします。
これから…と言うよりも、もともとのテーマなのでしょうけれど^^;

 


 

以前、アナグラムのことを書いたことがありましたが、本名から導けた「かこのおわり」というフレーズ。「負の連鎖を断つ」ことを意味していると思っています。
著書「ゆるし」で書いた父との関係は、そのひとつ。でも、いまの私たちにとって「負の連鎖」とは親子関係だけではないはずです。

しかし…このあたりのことは、自分でもよく噛み砕いてから表現することにします。でも、ここ数日の流れで、そこを目指しているのだ…と言うのは、ちょっと自覚してしまいました。
さて、このキャラを持って、どう取り組む…。まだまだ、私の人生終わらないようです…^^;

こころよりすべてに感謝。つばき紀子

 

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