パートナーシップって
こんにちは、つばきです。さっき、ちょっとお買い物に行ってきたら、とっても暖かくてびっくりしました。2月ももう後半。また寒くなるのはイヤだけど、今日は二十四節季の雨水だし、三寒四温でもう春先ってことなのかな。
さてさて話しは変わりますが、読書をする時って、一気に読んでしまえる本や、なかなか読み進めない本、まったく開かないで積んである本ってありませんか?
いま、わたしの横にも、そんな本が数冊あります^^;
そんな、なかなか読み進まない本の中に、般若心経を解読するという内容のものがあります。般若心経は暗号だ!として、その暗号を解読している本なのですが・・・これが読んでも読んでも難解^^;
でも、般若心経はなぜか大好きだし、不思議なパワーを感じるので、とりあえずわからなくても読んでみようと、ページをめくっています。
すると、わからないなりにも、気になる文字列が出てくるんですよね~。わたしの解釈が、著者の意図通りかどうかわかりませんが、ちょっとドキッとした文章がありました。
それは、”苦厄の原因を求めて潜在意識に深く入り込んで分析を始めると、いろいろと原因らしきものは見つかっても、原因らしきものに固執してしまい、あらたな苦厄を発生させてしまことになりかねないのだ・・・”という内容。
ほほ~っ、お釈迦様の教えを伝えているという般若心経のなかに、こんな意味もあったんだ~と、ちょっと新鮮な気持ちになりました。
だって、修行とか、瞑想とか、悟りとかって、ひとりで深ーく深-く潜在意識を掘り下げる作業を勧めてるイメージがありません?
でも、そう言えば、悟りたくて悟りたくて、苦行を重ねたお釈迦さま。お悟りになった後は、修行中よりも感情的で人間臭くなられたとか。そして悟られた後の伝道の旅は、多くの人々との対話の旅だったそうです。
お釈迦様の教えの基本に、「縁起」という理念があります。すべては、「縁によって生じたもの」であり、「縁によって生起させられる」と、人間のあり方、人間どうしの関わりを追求しておられたようです。
わたしは、「自分で気づいていない自分(潜在意識)」を分析するのは大好き。自分だけでなく、「あのひとが気づいてない、あのひとの本音」なんてものにもとても興味があります。
でも、最近よく思うんですよね~。人間は『言葉』を意思疎通の道具に選んでいるのだから、自分が言う言葉も、誰かに言われた言葉も、まずは「言葉通り」に受けとめなくちゃなって。
とは言え、なかなか本音が言えなくて、違うことを言ってしまう・・・なんてこともあるかもしれないけれど、そんなことを言っていては、真のコミュニケーションはいつまでたってもとれません。
お釈迦様の言いたかったことを平たく平た~く解釈すると、「何があっても無になれ~」ではなくて、「何があっても逃げるな~」だったのかな、なんて思いました。
自分を知ることはとっても大事。
自分に向き合ってみれば、いろんな自分が見えてきます。でも、大嫌いなアイツがいるから、大好きなあの人がいるから、見えてくる自分もたくさんありますよね。
だから、相手を知ることも、とっても大事。
いろんな自分が見えてきたら、こんどはそれを打ち明けて受けとめてもらう。そして自分も打ち明けられたら相手を受けとめてみる。
打ち明けるのも、受けとめるのも、すっごく怖くて上手にできないかもしれないけれど、もっと仲良くなりたい相手なら、ともかく受けとめあってみる。そして受け容れてみる。
そんな相手がいることって、本当に幸せ。
本当のパートナーシップって、そんなことから始まるんだと思うんですけど・・・、お釈迦様、どうでしょうか~?^^;
こころよりすべてに感謝。つばき紀子
2016年2月19日