「ごめんなさい」と言って欲しいだけ…
こんにちは、つばきです。これは、先月メキシコで撮ってきた写真の中で、お気に入りの一枚。
サン・ミゲル・デ・アジェンデという街を訪れた時、ちょうど街の創設者のお祭りをやっていました。
いろんな部族の衣装をまとった子供たちがずらーっと、街の中心にある教会を目指して踊りながら進んでいる姿に魅了され、いっぱい写真を撮らせてもらいました。この目線がなんとも言えません^^
先日、私がメキシコに出発した日に公開となった「謝罪の王様」を観てきました。
宣伝ポスターのタイトルに惹かれ、主演がアベサダオさんだと言うこともあり、
「ぜったいにオモシロイ!」とふんで、帰国したら観に行こうと思っていたのです。
うーん、そうですね…感想としては、いろんな見方がある映画かなと…。
CMもやっていたし話題にもなっていたと思うので、なんとなくの感じは想像できますかね。
まあ、ハチャメチャな映画でした。わたしは大好きですけど^^;
「それはないだろう~」とツッコミどころ満載…、いや、ツッコミどころしかないような映画でしたが、ちゃんとところどころにスパイスが仕込んであるんですね。
そのスパイスに気づけた時、ツーっと涙か出るのです。まあ、この映画を観て涙するひとは少ないですかね^^;
アベサダオさんが演じるのは「謝罪師」。もちろん、実際にはそんな職業は存在しません。
個人的なことから国家レベルのことまで、降りかかる難題に対してあらゆる謝罪テクニックを駆使して解決していくオムニバス形式の映画です。
謝罪テクニックは、「ともかく誠意を見せる」など結構ベタなもの。でも、謝るべく謝罪者は、このテクニックの使い方がめちゃくちゃ。そこがこの映画の面白さなんですけどね。
映画評するつもりもないのですけど、「謝る」って以外に難しいことなのかな~なんて感じさせられました。
映画では、謝る方が謝る方なら、謝られる方も謝られる方なのですが、このアベさん演じる「東京謝罪センター所長」が所長となったワケが、またなんとも…(映画観てください、苦笑)。
観初めは「シマッタか^^;(失敗!?)」と思いながら、オムニバスにもいろんな仕掛けがあって、だんだんと盛り上がって観終わりました。
土下座こそしなかったけれど、「ごめんなさい…」をたくさん言うことになったメキシコ旅行。
その直前に、この映画のポスターを観ていたことは、必然だったのでしょうか(苦笑)。
「謝ったり」「謝られる」シチュエーションは、ひととひとが関わりを持つ以上、避けられないことなのかもしれません。
この映画の公開中に、謝罪会見があちこちでみられることも、なんだか不思議です。ブーム?なんでしょうか(苦笑)。
しかし、謝罪の言葉というのは「申し訳ありません」「お許しください」「すみません」などいろいろありますね。
もちろん、相手や場面によって使い分けるワケですが、そのなかでも「ごめんなさい」はとっても平たい言葉ではあっても、なんだかいちばん魂に響くような気がします。
「ごめんなさい」は、言う方も言われる方も、鎧をまとっていては使えない言葉ではないかと思うんです。だって、「あっ、シマッタ!」と思った時、心の中に浮かぶのは「ごめん!」じゃないですか?
気づかなかった…という場合もあるとは思うけど、ふと「ごめん」とか「いまのはごめんだろう!」なんて言葉がよぎったときに、すぐにその言葉を伝えらたら、ややこしくなることはすごく減るんじゃないでしょうかね。
そう言えば、「謝罪の王様」の「謝罪のコツ」のなかにも、「とにかく早めにあやまろう!!」ってあったな^^
でも…、謝るようなコトをしでかさないことが、いちばんのコツだと思いますけど^^;
アハハ、私が言っても説得力ないわね(苦笑)。
こころよりすべてに感謝。つばき紀子
2013年11月9日