シェムリアップと三島由紀夫
こんばんは~、つばきです。今日は、ずーっと雨模様。天気予報は、本当によく当たりますね。
占いだったら、大人気だ(笑)。
3日に、カンボジアから帰国して、時差は2時間しかなかったものの、なんだかホゲーっと過ごしています^^;
半年前に行ったメキシコは、フライトは長いし、時差は15時間もあって、ほぼ一ヶ月ホゲーっとしていましたが、その時のホゲーとは、ずいぶん違う感じです。
メキシコが宇宙とつながる場所なら、カンボジア(シェムリアップ)は、神さまとともにある場所。
ツアーでは、西暦800年代~1200年代までの遺跡を、歴史の古い方から順に観に行きました。
宗教的には、ヒンドゥー教から仏教へと流れて行って、建築様式も年代によって変化しいくのがよくわかりました。
遺跡好きのわたしは、ツアーのメインであるアンコールワットを観る前から、すでに興奮状態。
「初日からこんなに写真撮ってどうする~!?」と、友人と突っ込み合いながら、写真をとる手が止まらない^^;
おかげで、まだ、ほとんど整理ができていません(苦笑)。
本当にたくさんの遺跡を観ましたが、今回のいちばんのお気に入りは、トップの写真の「アンコール・トム」の「バイヨン」。
「四面仏塔」には、東西南北に「観世音菩薩」さまのお顔が彫られています。
「バイヨン」の「中央祠堂」の登ると、どこにいても「観世音菩薩」さまが、こちらを見ているんです^^; もう、たまりません!(笑)
せっかくなので、アップのお顔も…
そして、もう一か所とっても気に入ったのが、「東洋のモナリザ」といわれるデヴァダーのレリーフで有名な「バンテアイ・スレイ」。ここは、すごかったです。(なにがと言われても…^^;)
残念ながら、「東洋のモナリザ」には近づけないので、この写真ではわかりません^^;
まだまだ写真はたくさんあるし、カンボジアについて、ちょっと感じたこともあるのですが、
それは、もうちょっとこころが落ち着いたら書こうと思います。
さらに、帰国してからも意外なオマケが…。
これは、「アンコール・トム」のなかの「ライ王のテラス」にある「ライ王の像」。
この「ライ王の像」は、「アンコール・トム」を建築した「ジャヤバルマン7世」という王様なのですが、ライ病を患った王様の像なのです。
なんでもこの王様は、熱心な仏教徒であり、臣民の暮らしの安泰に務めた王様として名高く、いまでも国民に愛されているそうです。
そんなお話しを聞いて、めちゃこの王様のファンになってしまったわたしです。
で、急に話は飛びますが^^; 帰国してから、「海老フライとトンカツが食べたい!」と、ネットで検索して行ったお店のサイトに、「三島由紀夫も愛した店」と書いてありました。
三島由紀夫さんは、名前こそ知ってはいますが、あまり興味もなく、たぶん本も読んだことがありません。
ところが、彼の作品に「ライ王のテラス」という戯曲があって、そう!このライ王のことなんです。三島由紀夫さんが1965年にカンボジアを訪れた際に、この像をみて戯曲の着想を得たそうです。
「ライ王のテラス」は、観光の最後の最後で訪れたところ。
戯曲「ライ王のテラス」は、三島由紀夫さん最後の戯曲。
そして~、わたしの生まれたのは1965年。
な、なんなんでしょう!?(@_@;)
これは、「ライ王のテラス」を読まなくては!(笑)
まだまだ、わたしのおかしな?カンボジア熱は続きそうです^^;
ちなみに、海老フライとトンカツは絶品でした!(*^_^*)
こころよりすべてに感謝。つばき紀子
2014年3月5日